猫との暮らし · 猫を知る読みもの
猫の血液・尿検査の結果票。項目の意味と、獣医師に聞きたいこと
結果票の略語が分かると、診察での説明を聞きやすくなります。このページでは血液・尿検査の区分と用語を整理し、結果・獣医師の説明・次の行動を別々に残す方法を紹介します。どの数値を優先するかは、その猫の状態によって違います。
出典照合(編集部) 2026-09-304 分が目安 執筆・編集 ねこふぁん編集部
01最初に「今日、何を確かめる検査か」を聞く
健診なのか、体調の変化を調べているのか、すでに説明を受けた病気の経過確認なのか。まず病院に検査の目的を聞き、結果票と一緒に一文で残します。「検査結果が悪い」だけで家族へ共有するより、何を調べ、何が分かり、何がまだ分からないかを分けると、次の相談を準備しやすくなります。
- 猫の名前・検査日・病院名が見える原本を保管する
- 項目名、結果、単位、印字された参考範囲を切り離さない
- 数値の転記と病院の説明を別の欄にする
02血球を見る検査と、生化学検査を分ける
CBCは血球数を調べる検査で、赤血球(RBC)、白血球(WBC)、血小板(PLT)などが対象です。生化学検査は血糖やクレアチニンなどを測ります。血球数の異常だけで原因は決まりません。
- 結果票のどの部分が血球、どの部分が生化学検査か聞く
- 「この項目から何が分かりますか。何はまだ分かりませんか」と質問する
- 赤い印の数ではなく、担当の獣医師が重視した点と理由を残す
03腎臓の説明では、血液と尿の結果を一緒に聞く
BUN(尿素窒素)・クレアチニン・SDMAは腎機能の評価で使われる血液の項目です。尿比重(USG)は尿の濃さ、UPCは尿中のタンパクとクレアチニンの比です。単一の検査では全体像は分かりません。
- 血液検査と尿検査をどう合わせて見ているか聞く
- 略語の名前だけで病名を検索して確定しない
- 今回受けていない検査を、必要と自己判断せず病院に相談する
04「病期」は、結果票を見て自分で決めない
IRISの病期分類は、慢性腎臓病と診断され、状態が安定した動物に使うものです。病期分類そのものが診断の代わりになるわけではありません。このページには自己判定用の数値表を置きません。
- 病期の説明を受けたら、今回の状態にどう当てはめたか聞く
- 「確定した説明」と「追加確認すること」を分けて書く
- 病期の数字から食事や薬を自分で変えない
05次の通院につながる、三つの欄を作る
①結果票に書かれた事実、②病院から受けた説明、③次にすること。この三つを分けておけば、後から自分の推測が病院の説明に混ざるのを防げます。以前の結果を持参する場合は、検査日と病院を添えて、比較できるか確認してください。
- 説明:今日の結果をどう受け止めるか/まだ不明な点
- 行動:次の診察の目的と日程/病院が指定した記録
- 連絡:変化があったときにどこへ連絡するか
06記録は非公開で。体調の変化は記事より病院へ
下の書式は編集部が作った質問整理用の空欄です。大学や団体がこの書式を推奨したものではありません。個人のメモへコピーし、報告書の画像や連絡先を公開コメントに載せないでください。体調の変化が心配なときは、記録を完成させるより病院への相談を優先します。
検査の説明を残すメモ
結果の判定ではなく、診察の説明を整理する空欄です。このページに入力・保存・送信する機能はありません。
出典と内容確認
出典照合(編集部) 2026.09.30
- 米国動物病院協会(AAHA):猫の血液検査
2025年7月2日公開。The Basics of Feline Bloodwork PanelsのCBCと生化学検査の区分を参照。この記事の監修ではありません。
出典照合(編集部) - 北海道大学動物医療センター:血液内科
診療科紹介の血球と、血液数値だけで原因を決めない説明を参照。犬の疾患例は転用していません。ページ更新日は不明です。
出典照合(編集部) - Cornell大学猫健康センター:慢性腎臓病(検査の説明)
ページ表記は2025年1月更新。Diagnosis節の検査名と単一検査の限界を参照。治療・予後の説明は掲載していません。
出典照合(編集部) - 国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS):病期分類の前提
IRIS Staging Systemの対象と前提だけを参照。診断基準・治療指針の最新版を解説する記事ではありません。数値の判定表は掲載しません。
出典照合(編集部)
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